ちょっと間が空いてしまいましたが、PubMedで検索式を保存する方法を紹介します。まずは復習的に?多発性骨髄腫の検索グループを作ってみます。

多発性骨髄腫は英語変換するとMultiple Myelomaです(先ず日本語変換がわからなければLSDを使用)。これをPubMedでMeSH検索するとそのままMeSHタームであることと、Entryタームが20個あることがわかりました。
Multiple Myeloma MeSH検索

この21語をAdvanced検索でORでつないでいきます。演算子を使えばもっと省略できますがとりあえず今回はそのまま入れます。Multiple Myelomaだけで検索すると45888件のヒット数だったのですが、MeSH+Entryで検索すると47068件で1000件ちょっと増えました。
Multiple Myeloma Advance検索

この面倒くさい検索式を毎回作り直すのは時間の無駄なので保存しましょう。その際はPubMedのトップページの右上のMy NCBIを使います。まずはMy NCBIに登録しなければならないのですが、私はもうしてしまっているので紹介できませんすいません、、登録が済んでいると検索式の保存ができるようになります。どうするかというと、検索結果出力画面でCreate alertを選択します。
Create alert

すると保存画面に移動しますので、ここでName of saved searchをわかり易い名前に変更(私はPECOのどの要素を想定するか決めて頭につけることにしています)。Would you like e-mail updates of new search results?は面倒なのでNo, thanks.にかえてしまいます。そしてSaveしてしまうと保存完了です。
Saved Searches

保存されているかみてみましょう。また検索画面の右上のMy NCBIに入ります。すると自分用の画面が開き、右側のSaved Searchesに“O 多発性骨髄腫”が増えていることがわかります。また検索する場合はダブルクリックすると保存した検索式でまた検索がかけれるわけです。
My NBCI画面

検索するとAdvanced Search画面のBuilderに履歴が残ります。2つのグループをあわせて絞りたい場合はそれぞれの検索履歴をANDでつなぎます。例えば多発性骨髄腫の化学療法について知りたい場合は、“O 多発性骨髄腫”と新たに作った“化学療法”のグループをANDでつないで検索します。

2つのグループをあわせたり単語を追加して膨らませたい場合はそれぞれの検索履歴をORでつなぎます。例えば“Bence Jones Protein“のグループを“O 多発性骨髄腫”のグループとORでつなげて膨らませますと48399件のヒットになりました。Multiple Myeromaだけで検索するより約3000件増えています。もっと関係がありそうな単語を追加すると更に網羅的な検索が可能になります。

今回はMultiple MyeromaがMeSHでしたので検索結果の差はこの程度でしたが、もし初回検索がMeSHタームでもEntryタームでもない単語の単独検索であれば、かなり感度が低くなってしまい調べ漏らしの危険がかなり高くなってしまいます。

自分が興味のあるグループをMy NCBIにたくさん登録しておくと非常に便利です。既報がないかを調べたければ自分のPECOと同じグループを検索すればいいですし、PとEだけとか、PとOだけとかで引用すべき文献を網羅的に探すこともできます。というわけで検索式の保存についてでした。研究を始める段階で必ずやっておかなければならないことですが、数ヶ月前までは知りませんでした。