「いい研究者」とはどういう研究者でしょうか?研究費を持ってこれる、国際的な人脈があるなども重要でしょうけれど、「いい論文を書いている」ことが第一かと思います。なので、研究者の実力を測る指標の一つは、どれだけいい論文を書いているかということになります。

では「いい論文」とはどういう論文でしょうか?端的にいうと、多くの人の参考になる論文、すなわち「よく引用される論文」になると思います。これは調べたらすぐわかるのですが、数が多すぎてこれをもとに「研究者の実力」を測るのは難しい。というわけで考案されたのがh-indexです。

h-indexは、「◯回以上引用された論文が◯本以上」という数値です。h-index 5の場合は、5回以上引用された論文が5本以上あることになります。論文の質と量をいっぺんに表すことができて便利だということで、何かと問題も多いIFより重視されるようです。1回しか引用されない論文を10本かいた研究者と、10回引用された論文を1本かいた研究者が同じh-index 1になる点には違和感がありますが。あと減ることはないため、研究者歴が長くなるほど有利になります。ちなみに、h-indexは各データベースで多少異なるようですので、例えば「Scopusでのh-indexは〇」と言うみたいです(←リンク先に著者名入れたら検索できます)。

大学の教授選の際にも参照され、日本の医学部の教授の要件のざっくりした指標は「h-index 20以上」だそうです。脊椎外科の名だたる教授陣のh-indexはだいたい30前後の方が多い様子。100超えると世界的にも殆どおらず、iPSの山中教授はScopusで91でした。ちなみに私はh-index 2...ごめんなさい。

この記事のオチは何かというと、私たちが敬愛する某Y先生はなんとh-index 32!いつ、どこでそんなに戦闘力高められたのでしょうか。関西弁さん、とぜんさん、今度からお会いするときは失礼のないようにいたしましょう。Y先生には是非日本の脊椎外科を牽引する1人になっていただきたいです。