最近仲良くさせていただいているK先生から「CONSORT」とか「RoB2」って何なの?とお問合せをいただきましたので、簡単に解説しておきます。私の勝手な思い込みが入ってたらすいません💦本記事では「CONSORT」について。

我々臨床家はキホン論文を読んで勉強します。まぁ実際は忙しいし,教科書を読んだり講演聞いたりして代用することが多いですが。いずれにしろ学んだことを自分の臨床に活かすか?を判断する際には、結果が信頼できるかの評価が欠かせません。評価するためには「ものさし」が必要です。でも普通ピンときませんので、「S〇ine」に載ってるから、偉い先生が言ってるから、自分の臨床経験に矛盾しないからといったことが基準になります。それで大外れはないかもしれませんが、他人まかせ感は否めません。

実は論文評価のための「ものさし」はいくつかあり、その一つが「臨床研究ガイドライン」です。論文に示された結果が信頼できるかどうかは「バイアスの大きさ」に依ります(バイアスの種類については別機会に)。そして「必要な情報」が示されていないと、バイアスの大きさを想像することができません。臨床研究ガイドラインは、その「必要な情報」を示す指針といえるでしょう。

臨床研究には様々な手法(介入研究、観察研究、症例報告etc)がありますが、実はその手法ごとにガイドラインがあります(ちなみにCONSORTはRCTのガイドライン)。なかには特定の研究テーマに特化したガイドラインまであり、これらを意識して研究するかどうかだけで大分違ってきます。素敵なことに、ガイドラインを検索するサイト(equator network)もあります。以下有名なものをはじめ420もガイドラインが紹介されています。
 
 RCT CONSORT
 観察研究 STROBE
 システマティック・レビュー PRISMA
 診断研究 STARD、TRIPOD
 症例報告 CARE

自分の研究テーマ、研究の型が決まったらまずガイドラインをcheckして、それに準じた研究デザインを組むべきでしょう。そして論文を査読する際はもとより、読んで勉強する際にも意識するといくらか惑わされにくくなるはずです。中には有志により日本語訳されているものもあるので、是非探してみてください。今初めて知ったけど、「手術関連の観察研究」「手術関連のケースシリーズ」のガイドラインまである…要checkや…