先日さる高名な疫学者の退官記念講演を拝聴しました。疫学関連のお話に限らない、人生訓というか、非常に深みのあるご講演でした。せっかくなのでとくに刺さった点をまとめておこうと思います。あくまで私がどう感じたか?なので、先生の意図から外れる可能性についてはご容赦くださいませ。

・人と接する時は無理をしてでも笑顔
 - 「怒り」「不機嫌」を表に出してはいけない
 - 感情は規制できないが、言動は規制できる 
 
・部下をやる気にさせるのも上司の仕事 
 - 話をよく聞く、要点を復唱しながら受容的に 
 - 問題と責任を共有する 
 - 人の批判には肯定も否定もしない
 - 困り感情には共感する
 - 「よくできた」「改善すべき」両方を述べる 
 - ゴールを設定する
 - よくみる(元気か、疲れていないか)
 - capacityは人によって異なることを理解する
 - 仕事以外にもストレスがあることを理解する

・自分の能力に見切りをつけることも必要(諦観)
 - 凡才は努力する天才には敵わない
 - 最終到達地点は才能によって決まる 
 - 芸術・スポーツ・学術は一部しか生き残れない 
 - 物事をはじめて2-3年で見切りをつけるべき 
 - 歳をとるほど人生は早く進むので時間がない
 - 頭を使え、無理なら体を使え、無理なら気を使え
 - 得意分野を仕事にする、好きなことは趣味にする

・教えることを躊躇しない
 - 教えることで自分の立ち位置がわかる
 - どれだけ偉くても、学問の前では一学徒

臨床研究を学び始めてもう3年…一緒に学び始めた同期(天才)たちとは大分差がついてしまった気がします。でも自分にしかできないこと(効率悪くて天才たちが避ける仕事?)もきっとある!と信じて、泥臭く進んでいこうと思います。最終地点は高くないかもしれないけど、努力していない自分(疫学的にいうと反事実?)と比べると、最終到達地点は大分違うはず。