お手伝いさせていただいている某英語雑誌で、観察研究のメタアナリシス(MA)を査読する機会がありました。採否はさておき、そこでRisk of Biasの評価尺度について勉強しましたのでまとめておきます。私の理解の及ぶ範囲では、

 ROBINS-1 tool
 Newcastle-Ottawa Scale (NOS)

の2つが中心かと。今回は後者(NOS)が使用されていたので、NOSについて。ROBINS-1については京都大学片岡先生たちの資料に詳しいのでご参照ください。

NOSは英国通の同期の誉れが「OxfordではROBINSよりNOSっすね」と言っていたとおり、BMJ系の雑誌に多い気がします。妥当性を評価した研究などはぱっと渉猟した範囲でみあたらなかったので、これからの尺度なんでしょうか。評価シートは上記リンクから進めば取得できます。

内容はみていただければわかりますが、「CASE CONTROL STUDIES」スケールと「COHORT STUDIES」スケールがある模様。前者を使うことあるんだろうか?(←ちゃんとしたケースコントロール研究みたことないので)などと思いながら、コホート用をみてみます。内訳は

 Selection 1) ~4) の4質問 
 Comparaility 1)  の1質問
 Outcome 1) ~3) の3質問

の計8質問で構成されていて、各質問でどの回答を選択するかによって*Starの有無が決まっていて、*の合計数を得点として扱います。SelectionとOutcomeは回答1つのみで*は最大各4個と3個、Comparabilityは複数回答可で*は最大2個、なので合計*は0~9になり、7以上だと質が高いとの判定になる模様。その妥当性はさておき、使いやすそうな尺度ではありました。論文書くのに慣れたら、これ使ってMA量産できそう…