最近は執筆活動に勤しんでおり、やっと論文4号が完成しそうです。そうこうしているうちに、BJJにKickされて、Spine Jに出していた論文3号(ある要因Eと重大アウトカムOの関連性の検証)が4ヶ月で返ってきました。結果を要約(意訳?)しますと…

査読者#1 副編集長
・面白いけど、「因果」ではなく「関連」
 - 交絡調整がちょっと足りない
 - ベースラインに差がありすぎるので、「因果」とは言えない
 - Eを治療したらOが改善できる!とは言えない
 - でも読者はそう誤解するかも
・「関連」でもそれなりの価値はある
 - Spine Jには届かないので、NASSJが適当
・Table 1.にP値載せて

査読者#2
・交絡Aの定義を変えたらより良い
・Eの治療法をもうちょっと紹介して
・Eを重症度で層化できたらよりインパクトある

というわけで、姉妹紙へのTransferという判定になっておりました。投稿料自腹切って4ヶ月待ったのに、コメントも結果も肩透かしで残念です涙。ぶっちゃけSpine Jには「関連」すらみれていない研究たくさん載っていますし、査読者#2はいい感触だったのに。研究の中身の批判は有難いですが、ネタで落とすなら投稿料払う前にkickして欲しかったし、4ヶ月も待たせるのはちょっとひどい…論文1号も副編集長に落とされたし、観察研究で関連性追うネタには彼(彼女?)が大きな壁になりそうです。今後Spine Jの投稿先序列は下げるしかない涙。

ちなみに調べてみると、NASSJはどうやら今年発刊されたOpen journalのよう。IF2.0-2.9を目指す!などと結構力が入っている様子(Spine J自体がIF3.2程度)です。投稿の体裁かえずにポチったらそのままtransferできるみたいですし、掲載料も免除してもらえそうだったので、もういいかな?とちと弱気だったのですが、教員先生方からは「蹴りなさい」と妥協ないアドバイス。意を決して先刻「Decline to transfer」をポチったら、すぐに「進捗状況」が「Reject」に変わって寂しくなりました。

さ、腐らずまたSpineに投稿準備だ!それにしてもOpenの姉妹誌めちゃ増えてる…ちょっとまとめてみようかな。